高速道路のサービスエリアにコワーキングスペース設置

コワーキングスペースが設置された理由

E10宮崎自動車道の山之口SA(上り線)に令和2年1月20日(月曜)から令和3年3月末まで、国立大学法人宮崎大学地域資源創成学部とNEXCO西日本九州支社、九州アイランドワーク株式会社が共同で、コワーキングスペースが設置されました。
この試みは日本全国の高速道路初です。

コワーキングスペースは、作業スペースやミーティングルームなどの共有で、仕事や作業などを行う施設や空間です。
在宅勤務を行う人や起業家、フリーランスといった類いの人が多く利用しますし、学生や副業に従事している人などの利用もあります。
その他に、パラレルキャリアの人や出張で来ている人も利用することが多いです。
そして、このスペースは、国が掲げる働き方改革の一つ「テレワーク」の場としても利用され、人と人とのつながりをつくるという大事な役割も果たしています。

そんなコワーキングスペースがこのSAに設置された理由は、高速道路の可能性やそこにコワーキングスペースがあると、どんな移動の仕方ができるかということやコワーキングスペースについての研究を3者共同で社会実験として、行いたいからです。
たとえば、このスノーピーク社製「住箱(ジュウバコ)」を改修したコワーキングスペースが、具体的にどのように利用されているかということや宮崎、九州各地の地域の特性についてなど調べることができます。

設備はどのようなものか?

施設内の設備についてご紹介します。
冷暖房完備で最大4名利用可のミーティングテーブルや4席あるカウンターテーブル席があり、無線Wi-Fiや電源コンセント、モニターディスプレイもあるのです。
さらに、ビジネス本や地域のガイド誌、地域の定量データ資料といった地域ならではの書籍も設置になっています。
これらは少人数での研究や話し合いに使うのに、ちょうどよい設備です。

利用方法

利用方法はスマートキーを使います。
最初に、KIWアプリをダウンロードしてクレジットカードの登録と会員登録を行いましょう。

その後、利用する時間を設定して利用予約を行い、1時間単位の料金を払います。
入室の際は鍵を使い、利用時間が過ぎたら退出です。

利用の際の注意事項

利用する際には、気を付けたいことがいくつかあるので、ご紹介しましょう。
まずは、利用時にクレジットカードの登録が必須となるので、クレジットカードをもっていないとこのスペースを利用できないのでご注意ください。
また、入室の際の年齢制限はありませんが、大学生以上でないと利用できません。

そして、このスペース内で飲食はできますが、飲酒はNGになります。
さらに、睡眠や宿泊もNGで、室内の収容可能人数は最大7名で、利用時間が過ぎた場合は速やかに退出するということです。