国内の2輪耐久「鈴鹿8時間耐久ロードレース」

鈴鹿8時間耐久ロードレースの概要を紹介

モーターレースファンであれば、「8耐」という言葉は聞いたことのある人も多いでしょう。
正式名称は鈴鹿8時間耐久ロードレースです。

鈴鹿サーキットというとモーターレースファンにとってはメッカといえます。
オートバイやカーレースなど国際的なイベントが毎年何度も開催され、ドラマティックな舞台にも何度もなりました。
この鈴鹿で毎年夏場に行われるオートバイのレースのことです。

8時間耐久でレースを繰り広げます。
チームには2~3名のライダーがいて、交互に乗り換えて順位を競います。
8時間という時間内で何周ラップで来たかで優劣を競うレースになります。

8耐が開催されるようになったのは1978年のことです。
つまり40年を超える歴史があります。
日本のバイクの中でも代表的なレースの一つといっても過言ではありません。
世界レベルでも広く認知されているゲームとも言えます。

過酷なレース

日本の夏というと最近は特に猛暑で厳しい暑さになることもしばしばです。
そのような過酷な条件の中で、8時間走りっぱなしです。
ライダーもマシンもかなり厳しい状況の中でレースを強いられることになります。

複数のライダーが交代でレースをするのですが、調子の良し悪しは個々人で異なります。
最初優位に進めていたチームがライダー交代したら途端にペースダウンすることもあり得ます。

レースにつきものなのがアクシデントです。
接触や転倒、マシントラブル、エンジンブローで炎を吹くなども起こりえます。
そのような筋書きのないドラマを8時間にわたって繰り広げられます。
見ている観客も決して気を抜けません。

イベントもいろいろ

レースの前後には各種趣向を凝らしたイベントが開催されるのも、鈴鹿8耐の特色の一つです。
特に前夜祭は見所の一つです。
現役を引退した有名ライダーによるマシンデモンストレーションが行われます。
レジェンドと呼ばれるライダーの走りを堪能できるわけです。

その他にも有名人やアーティストがステージに登場して、パフォーマンスを行います。
そして最後には花火が打ち上げられます。
その数は実に3500発に達します。
しかも特大の花火もどんどん打ち上がりますので、前夜祭だけでもお腹いっぱいに感じるかもしれません。

鈴鹿サーキットだけではない

鈴鹿は何もサーキットだけではないです。
実は一大アミューズメントパークのような趣があります。

鈴鹿のレースを見たことのある人は、ところどころで見られる観覧車の光景に見覚えがあるでしょう。
敷地内には遊園地やプールなどもあります。
さらに宿泊施設もあって、そこは温泉に浸かれるようになっています。
つまり家族できても十分楽しめるようになっているのも醍醐味の一つです。