防災について知ることのできる出初式

東京消防出初式とはどんな式?

東京消防出初式とは、毎年多くの人に楽しまれている新春恒例の防火、防災行事です。
消防車両分列行進の消防演技、音楽隊の演奏など、多岐に渡る楽しみがあります。
屋内展示場もあり、消防車両の乗車体験やVR防災体験車もできますし、起震車による地震体験などの参加も可能です。
そして、来場者が楽しみながら、防災について考えることができるコーナーもあります。

令和2年の東京消防出初式の日程と場所

令和2年の東京消防出初式は1月6日(月)に行われました。
開場が午前8時00分で、開式は午前9時30分、閉式は午前11時20分というそんなに長い時間ではありませんが、楽しめるイベントが多数行われました。
オープニングパレードは午前9時20分頃から開始なので、朝からにぎやかな雰囲気になります。

場所は屋外式典においては例年通りの場所でなく、東京都江東区有明三丁目8番35号にある東京臨海広域防災公園で行われました。
この屋外式典会場は全て指定席になっているため、指定席券をもっていないと入場できません。
屋内展示も例年と異なり、東京都江東区有明三丁目11番1号にある東京ビッグサイト西展示場でした。

この日のプログラムをご紹介します。
開会宣言の後、国旗掲揚になり、消防総監式示や東京都知事告辞、来賓紹介がありました。
その後は東京消防歌斉唱や部隊検閲があり、ファーストエイドチーム発隊式や東京2020大会応援イベントとなったのです。
そして、音楽演奏のカラーガーズ隊とストリートダンス同好会コラボレーションパフォーマンスがあり、小隊操練や消防少年祝賀パレードで締めくくられました。

屋内展示の内容

屋内展示は9時から14時まででした。
場所は東京ビッグサイト西1.2ホール展示スペースです。
消防体験や応急救護体験があり、レスキュー体験もありました。
その他にVR防災体験車を使っての災害疑似体験もあったのです。

また、起震車による地震体験や各種車両及びパネル展示もあり、防災体感シアターによる災害体感もありました。
正午から14時にかけてはステージショーが楽しめたのです。
一般社団法人江戸消防記念会によるはしご乗り演技や「おしりたんていなぞときショー」、「テツandトモの防火防災お笑いライブ」があり、会場は大にぎわいで人々の笑顔があふれていました。
そして、東京消防庁音楽隊・カラーガーズ隊による新春コンサートもあったのです。

事前抽選による全席指定

屋外の東京臨海広域防災公園で、行われた2020年の出初式をその場で見学できたのは、事前の抽選で当選した人のみでした。
残念ながら、当選できなかった人たちは、屋内の東京ビッグサイト展示場でパブリックビューイングを楽しんだのです。
抽選の当選は12月上旬の返信用はがきによって知らされることになっていました。
残念ながら、当選できなかった場合は、ハガキが届かないということになっていたのです。