中国でAIを搭載したバイクが登場!?
中国のHORWINがAI搭載バイクを発表
私たちの日常生活に広くAIが浸透した感がありますが、とうとうバイクの世界でもAI技術が導入されるようになりました。
中国のHORWINというメーカーが製造している電動バイクですが、この機体にはAIビジョンが前後左右に設置されています。
そのおかげで、360度すべての交通状況について把握できます。
しかもAIなのはバイク本体だけではなく、製造ラインもAIで最適化されているというのです。
HORWINは、そもそもバイクメーカーではありません。
宇宙開発やロボットのほかにもAIの研究開発からスタートしたメーカーです。
中国国内だけでなく、アメリカやヨーロッパ各国での販売を目指しているといいます。
CES2024で発表されたSENMENTI Xについて紹介
HORWINはCES2024にて、SENMENTI Xと呼ばれる電動バイクを発表しました。
CES2024は2024年1月9日〜12日にかけて開催された見本市で、先端テクノロジーの見本市の中でも世界最大級のイベントとなっており、SENMENTI Xは世界中からの関心を集めました。
デザイン性と実用性、両方を兼ね備えたバイクといわれています。
まずステアリングとシートですが、デュアルスライド機構を導入しています。
調整がシームレスで、1人乗りはもちろんのこと2人乗りにも対応しています。
さらに車高を150〜180cmまで自由に調整できるのもおすすめポイントで、背が高い人も低い人も、自分の乗りやすいポジションがきっと見つかるでしょう。
エンジンも十分なパワーが備わっており、74kWで最高時速は200kmに達しますから、高速道路でもすいすい走行できるでしょう。
加速力に優れたエンジンで、停止時から時速100kmまで4秒で到達するスピードです。
電動バイクですから充電でチャージしますが、30分間でフル充電できるスピーディさも特徴的です。
しかもフル充電すれば、400kmの走行距離まで連続走行が可能です。
制御システムは前輪と後輪で異なり、前輪は電子制御システムが採用される一方で、後輪には姿勢制御システムを導入しました。
また先ほども紹介したように、AIビジョントレーダーによって360度検知できるシステムも搭載されています。
身の回りの交通状況をマシンがしっかり監視してくれるので、高い安全性が担保されているといいます。
工場では高度な自由化を推し進め、生産プロセスの効率性を高めています。
このため、従来と比較して生産効率は50%向上しました。
さらに、自動化を導入したことで操業コストの30%削減にも成功しています。
大量生産が可能になったので、リーズナブルな価格で中国産のAI搭載バイクを購入できるようになるかもしれません。