ヤマハが女性従業員にバイクレッスン
女性従業員にレッスンをする目的
ヤマハでは2020年11月に女性従業員限定のバイクレッスンを実施しました。
この目的とはユーザーの気持ちを理解することにあります。
ヤマハはバイクメーカーとして世界中で高い知名度があります。
またきっかけ作りという目的もありました。
社内の意見をとったところ、バイクの免許は持っているけれども乗るきっかけがないという感想が多かったそうです。
そこでバイクを乗るきっかけを会社で作ろうということになったわけです。
バイクに乗る習慣をつけることで自社への愛情も高まりますし、日々の業務にも張り合いが持てると考えたわけです。
YRAの存在
このような試みが行われたのには、YRAの存在も見逃せないところです。
YRAとは「ヤマハライディングアカデミー」の頭文字をとったものです。
YRAでは幅広い年代にバイクレッスンを行っています。
例えば免許はあっても運転技術に自信のない人やブランクのある人を対象にしたレッスン、女性限定のレッスンも実施しています。
また親子バイク教室を催したこともあります。
子供にバイク乗りの体験をしてもらう、親も一緒に参加することで楽しくかつ安全にレッスンができます。
社会的責任を果たすためのYRA
YRAを立ち上げたのには、ヤマハの社会的責任を果たすという使命が関係しています。
ただ単にバイクを提供するだけでなく、自社の車両をいつまでも安全に乗り続けるためにレッスンは必要と考えているためです。
ヤマハのバイクを楽しく、お客さんの日常生活に役立つために運転してもらいたいという思いがあります。
それだけでなく、正しい運転方法をマスターするために安全にドライブできるように使ってほしいと願っているわけです。
安全運転啓発運動を展開しているヤマハ
ヤマハはYRAなどを通じて、安全運転啓発活動を繰り広げています。
これは日本国内だけでなく、世界中で展開しています。
バイクレッスンを通じて、安全運転の基本を理解してもらうのもその一環です。
またヤマハの車両を業務目的で利用している団体や企業も少なくありません。
定期的に講習会も実施しています。
講習会を通じて、安全運転を再認識してもらうのが目的です。
インストラクターコースも実施しているのも安全運転のためといえます。
正しい運転方法をマスターしてもらうための指導者の育成にも力を入れています。
しかもこの試みは国内だけでなく、世界各国でも取り組んでいます。
ヤマハは「感動創造企業」を標榜している会社です。
それを実現するために、バイク製造だけでなくさまざまな活動を展開しています。
女性従業員向けのバイクレッスンも、安全運転の重要性を社員に認識してもらうためにもプラスでしょう。