走行中の路面変化の対処法について
急激に変化をする危険性があるスポット
自動車やバイクを運転していてしばしば直面するのが路面の急激な変化です。
運転中は路面をはっきり確認できるわけではないので、気がついたら路面状況が大きく変化しており思わぬ運転のミスが誘発されてしまう場合があります。
ある程度長く運転を経験しているとなんとなく危険を察知する力も身についてくるのですが、まだ免許を取得してから日の浅い新人ライダーやドライバーにとってはそうした勘による察知は難しいでしょう。
そこで知っておいてもらいたいのが路面が変化しやすい場面や時間帯です。
路面状況については必ずどのように変化するかということまでは予想はできないものの、一定の条件になるとどんなふうに変化するかということは知識があれば準備することができます。
具体的には「段差」「雨天」「凍結」「砂利」といったものがあります。
中でもよくあるのが「段差」で、工事などにより路面に急なギャップが生じてしまっていたり、駐車場から道路に出るときなどに大きな衝撃を受ける場合があったりします。
段差は比較的目で見て判断しやすいのですが、慣れた道ほどなんとなくで運転をしてしまうことがよくあるので見通しの悪い夕方などは十分に注意をしておく必要があります。
マンホールは特に要注意、減速が大切
路面の変化で最も影響を受けやすいところとしてマンホールがあります。
道路上には排水のためにいくつかマンホールが設置されていますが、この表面は非常に滑りやすく路面の状況により非常に危険になります。
同じように排水口の金網や横断歩道、高架の接続部など金属や塗装面がある場所は路面の変化により運転が難しいポイントに変化することが多いので特に気候のよくない時には十分に注意して運転することが必要になります。
もし急な雨や雪になったら、上記のようなポイントが見えたら事前に十分に減速をしていつもと同じように侵入しないようにするということが大切になります。
最も危険なのが乗り上げてしまったときに急ブレーキや急ハンドルをしてしまうということで、そうしたことがあるとタイヤがグリップすることができなくなり大きくバランスを崩す危険性があります。
サスペンションの調整
事前にやっておきたいメンテナンスとして、サスペンションの調節があります。
サスペンションはバイクの場合フロントフォークに組み込まれていますが、ここに何か不具合があるとそのままハンドル操作の過りにつながっていきます。
サスペンションの役割は地面の段差の衝撃吸収だけでなく、急制動のときに沈み込む車体のバランス調整もあるので、もし不具合があるとブレーキと同時にバランスが崩れるようなこともあります。