ジャケットを着た女性

アルパインスターズから販売されたジャケット

アルパインスターズ(Alpinestars Inc.)とは

アルパインスターズは、イタリアのヴェネト州トレヴィーゾ県アーゾロに本社があるレーシングスーツの有名メーカーです。
なお本社はイタリアですが、デザイン本部はアメリカのカリフォルニア州トーランスにありますので、純粋なイタリアンメーカーというわけではなく、バイク用品を扱う多国籍企業ということになります。

創業歴を簡単に説明していくと、1963年のイタリアのアーゾロにて革職人であったSante Mazzarolo氏により作られました。
社名になっている「アルパインスターズ」というのは直訳すると「アルプスに咲く花」という意味だそうで、この名称を創業時より使用して主にモトクロス関連のグッズを制作していきます。

もともとはスキーブーツやハイキングブーツなどを手がける企業であったのですが、バイク用品へと業務を拡大することで世界的に有名なメーカーへと成長しました。

当時ヨーロッパではモトクロス競技が非常に人気があり、さらに創業者のMazzaroloはこの競技を非常によく知っておりどういった機能が求められているかというニーズを確実につかむ能力がありました。
アルパインスターズの最初のヒット商品となったのがモトクロス用のブーツで、強度だけでなく高いデザイン性があるとして多くのライダーたちに使用されていきます。

その後モトクロスの有名ライダーを通じてレース業界にその名前が知られるようになり、1970年代になるとバイクだけでなくF1においても同様の性能のある製品が作られるようになります。

1990年代からは革製品だけでなく、バイク用のプロテクターやブーツ、スーツ、グローブ、ジャケットといったあらゆるバイクウエアを作るようになっています。
いわばモータースポーツの総合アパレルメーカーといったところで、日本においても大手バイクショップのほとんどがアルパインスターズの製品を取り扱っています。

ちなみに日本においてはアルパインスターズの販売代理店となっているのは東京都港区に本社を置く「岡田商事株式会社」というところです。

アルパインスターズのジャケットの種類と価格帯

そんなアルパインスターズの製品の中でもとりわけ人気があるのがジャケットです。
もともと革製のバイクスーツを得意としてきたアルパインスターズですが、より軽くより使いやすいバイクジャケットとして「RAY CANVAS v2 JACKET」というものを2019年から販売しています。

こちらは1着4万6800円(税抜)とかなりの高額商品ではありますが、バイクに乗るときに求められる機能の多くが盛り込まれている大変優れた製品です。

ジャケットの種類としてはダークカーキとブラックの2色展開をしており、サイズはS/M/L/XL/2XLという5つの種類があります。

ジャケット表面にはコットンワックス加工がされていることから撥水性が高く、またレトロなシルエットが特徴になっています。