「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の魅力

アジア圏最高峰のフォーミュラレース

全日本スーパーフォーミュラ選手権は、日本で開催されるカーレース選手権です。
日本国内はもちろんのこと、アジアにおける最高峰のフォーミュラーカーレースになります。
「スーパーフォーミュラ」という名称で親しまれています。

フォーミュラカートは、レース用に作られたマシンのことです。
レーサー1人だけが乗れるような構造をしています。

フォーミュラーカーは細かな調整ができるようになっています。
しかしマシンよりもドライバーの技量によって優劣を競うレースという位置づけです。

F1との違いについて

カーレースというと、F1をイメージする人も多いでしょう。
過去日本人ドライバーが多数挑戦したこともありますし、日本人オーナーのチームも参戦したことがあります。
鈴鹿サーキットでは長いこと日本グランプリが開催され、テレビ中継されていたこともあり、高い人気を誇ります。

両者は同じフォーミュラーカーを使ったレースではあります。
しかしランクが異なります。
F1がカーレースの頂点に位置しています。
その次にアメリカで開催されているインディー、欧州や中東で開催されるF2、その次にスーパーフォーミュラが来る感じです。

もしかすると現在参戦しているドライバーの中に、今後F1デビューを果たす選手も出てくるかもしれません。
実際日本人レーサーのほかにも、海外から有望なドライバーも参戦して、ハイレベルな戦いが繰り広げられています。

車両の差はほとんどなし

F1の場合、複数のチームが参戦していて、それぞれレギュレーションに合わせてマシンを製造します。
また搭載されているエンジンや燃料であるガソリンなどもチームにより変わります。
タイヤについてはシーズンによってはワンメイクの場合もありますが、複数のメーカーが参戦する場合もあります。
ですからドライバーのスキルだけでなく、マシンの出来次第でランキングの順位も変わってきます。

しかしスーパーフォーミュラの場合、全チーム同じシャシーを使っているのが大きな違いです。
またタイヤについてもヨコハマタイヤワンメイクというスタイルをとっています。

エンジンについても直列4気筒・排気量2000ccのターボエンジンです。
メーカーはトヨタやホンダのエンジン、2種類の中から選択できます。
F1の場合、さらに選択肢が広がります。

V8からV12エンジンが同じ条件でレースをするシーズンもあったほどです。
スーパーフォーミュラの方が、ドライバーの実力やチーム戦略のためされるレースといえます。

よりレースの醍醐味が味わえる

マシン性能に重きが置かれるF1の場合、どのマシンに乗るかによって成績は大きく左右されます。
このため、勝者の顔ぶれがあまり変わらないところに不満を抱くファンもいます。

しかしスーパーフォーミュラの場合、マシンはほぼ横一線です。
ドライビングテクニックが結果に反映されやすいのでおもしろいと感じる人も多いです。